皆さんこんにちは。
最近はメダカ達の産卵ラッシュで卵取りおじさんと化しています、ゆうまるですw

妖怪、卵取りジジイな
メダカを飼育されている方は卵から沢山の針子が孵化して、針子の管理に追われている頃ではないでしょうか?
そこで今回は初心者の方向けに針子の管理について簡単にまとめてみました。
ポイントはたったの3つです😛
これさえ押さえておけば、針子を立派に育てることができるので、宜しければ最後まで見てやって下さい。
針子が死んでしまう原因
まず針子が死んでしまう原因として大きく2つあります。
餓死
1つ目は餓死です。
針子の口はとっても小さく、口に入る大きさのエサしか食べられません。
また泳ぐ力も弱いので上手にエサを食べることができません。
水質悪化
2つ目は水質悪化です。
産まれてすぐの針子の内は、水質に非常にデリケートです。
初心者によくありがちなのは、エサの与え過ぎによる水質悪化です。
ポイントその①
水換えをしない
いきなり驚かれたかと思いますが、ポイントの1つ目は『水換えをしない』です。
容器の大きさや針子の数によって状況は変わりますが、基本的に針子の水は変えない方が良いです。
死んでしまう原因としてお伝えしたように針子は餓死しやすいです。
水換えをすることで水中に漂う微生物がいなくなってしまいます。(微生物が針子のエサとなる)
また水を浄化するバクテリアの数も減ることで、水質悪化のスピードも上がります。
特に針子の内は水質の変化に対応する能力が低い為、注意が必要😵💫
これらの理由から、水換えは体長が15㎜程度になるまで、そのままで良いです。
(我が家でも4ℓ程度の小さい容器で水換え無し1ヶ月ぐらい経ちますが、足し水のみです)

足し水のカルキはちゃんと抜いてね
底が見えないぐらい濁っていますが元気です↓
ポイントその②
エサを与え過ぎない
これは初心者の方が一番やりがちなことですが、針子の内はとにかく少なめにエサを与えて下さい。『エサを与え過ぎない』ことが大事です。
これは多過ぎです↓
これぐらいが適正↓
残餌は水質悪化に繋がるので速やかに回収しましょう↓
こんな時はミジンコネットや大きめのスポイトがあると便利です。
針子に限らずメダカは胃がありません。
ということは、食いだめが出来ないのです。
食いだめが出来ないのに、餌は沢山食べさせたい…
これが針子を育てる上で難しいポイントですね💧
これを解決するにはこまめに少量を与えるしかありません。
ん?「やっぱり針子の管理って難しいじゃん!」と思われた方、安心して下さい。
発想を変えましょう💡
針子は人工餌を食べなくても育ちます。
何を食べるかというと、微生物です🦠
水中には沢山の微生物が漂っていますので、針子はその微生物を食べて大きく育ちます。
何が言いたいかというと、水中に漂う微生物を増やして、人工餌の量を減らそうということです!
人工餌の量を減らすことで、残餌による水質悪化を抑え、死亡のリスクを低減します。
人工餌はすぐに腐りますが、活き餌は死なない限り、水を汚すことはありません!
よーく観察すると、餌を与えなくても水中でパクパク動き回っていますよ😊
人工餌の与え方
先程、餌の量を減らすと言いましたが、少量の餌はもちろん針子も食べますし、プランクトンの餌にもなります。
あくまで与え過ぎに注意してほしいということです。
ここでは我が家で与えている餌と与える量を説明します。
まず餌は↓
この水色の方の『Hikari メダカベビー ハイパー育成』を与えています。
ここでの注意点は、必ず針子用の細かい餌を使って下さいということです!
先程も説明したように針子の口はとっても小さいので、口に入らないような大きな餌は食べられません😣
餌にならないどころか、水を汚してしまうので、絶対に親と同じ餌を使うのはやめましょう!
(すり潰して使う方法もありますが、細かくするには限界があるので、最初からパウダータイプの餌を購入することをおすすめします)
次に与える量ですが↓
餌を摘むというよりは、指先に付いた餌をパラパラっと払い落とすような感じて与えると丁度良いかと。
見にくいですが、本当に少量でOK↓
究極、針子は人工餌無しでも育ちますので、とにかくごく少量を心がけましょう🙂
(クリアウォーターの場合はさすがにエサ不足になりますので、こまめに餌を与えて下さい)
人工餌以外の餌の紹介
『グリーンウォーター』
グリーンウォーターとは何ぞやというと、植物プランクトンのことです。
緑色の色素を持った植物プランクトンが沢山増えることで、水が緑色に見えます。
『ミジンコ』
はい、出ましたよ。
皆んな大好きミジンコ君です❣️

久々の登場で嬉しいな
ミジンコやゾウリムシ等の動物プランクトンも針子達の良質な餌となります。
ミジンコは針子には少し大きいので、幼生しか食べられません。
針子飼育にはゾウリムシが良いみたいです。
(私はまだやったことがないので、チャレンジしてみます🔥)
『PSB』
初心者の方には全然馴染みのない物が出てきましたね😅
光合成細菌と呼ばれるバクテリアのことで、植物プランクトンより小さな微生物という認識でOKです!
このPSBが優れている点は、水質浄化作用が高いということです。
針子飼育の難点である、水質悪化と餌不足の両方に対応できる万能エサと覚えておきましょう👍
と言っても、初心者の方には馴染みがない分使いにくいと思いますので、おまけ知識として書いておきます😓
針子飼育には、このグリーンウォーターが最強で「グリーンウォーター+別の餌」みたいな管理が1番針子の生存率を高めると個人的には思います❗️

水中食べ放題みたいな感じね

ワシもその中で生活させてくれ
ポイントその③
日光に当てる
メダカは『日光に当てる』ことでビタミンDを体内で生成します。
これは人間と一緒で、太陽光を浴びると健康的に元気に育つということです☀️
また日光を当てることで、飼育水がグリーンウォーターになりやすく、針子の餌が自然に増えていくことになります。
左グリーンウォーター、右さら水↓
室内で飼育されている方は、窓辺の光が差し込む所に置かれると植物プランクトンを増やしやすいです🦠
水面が風で揺られると、酸素供給も行われるので、風通しも大事ですよー🎐
※日当たりが良過ぎると、高水温で針子が死んでしまうので、温度管理にはご注意下さい💦
グリーンウォーターを作るコツとしては、水道水より飼育水を使うと良いでしょう。
飼育水には元々、植物プランクトンが沸いているはずなので、立ち上がりが早いです。
屋内飼育の方は、アクアリウム用のライトを使ったりするのも効果的ですね✨
手っ取り早くやりたい方は、知り合いから種水を分けてもらったり、生クロレラを使ってみるのも良いかもしれません。
まとめ
長々と書いてきましたが簡単にまとめると…
飼育容器を太陽光に当てて、
人工餌の量を少量に調整し、
大きく育つまで水換えをしない、
この3つのポイントを押さえて頂ければ、赤ちゃんは大きく育ちます❗️
この3つのポイント以外にも押さえておくべきポイントはありますが、1番大切なのは、毎日針子の様子をしっかり観察してあげるということです☺️
しっかり餌を食べているか?調子の悪そうな子はいないか?毎日の観察で対応できることは沢山あります。
特に針子の内は、調子を崩すとすぐに死んでしまう傾向にあるので、安定した環境作りが大切かと思います。(最悪、全滅も😱)
こういった悲劇を起こさないように、日頃の管理を積み重ねていけば、大きくなった可愛い稚魚達に会えると思います♪
メダカは元々強い魚です💪
あまり神経質になり過ぎず、マイペースに自分のやり方を見つけていって下さいね😁
この記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
それではまた〜👋